コラム

COLUMN

肺がん検査のあれこれ

■肺がんってどうやって調べるの?
肺がんを調べる際に、健診でよく行われるのは
・胸部X線検査
・胸部CT検査
・喀痰細胞診
・腫瘍マーカー
の四つの検査になります。
今回はこの中でも、胸部X線検査と胸部CT検査についてお話していきます。

■胸部X線検査と胸部CT検査ってどう違うの?
どちらの検査も肺を撮影し診断するという点では同じ目的のものになります。大きな
違いとしては、胸部X線検査は平面での画像を作成するのに対して胸部CT検査は
立体に近い形で画像が作成されます。

もう少し詳しく説明すると

赤枠の部分で体を輪切りにした時の断面像が吹き出し内のCT画像になります。なお、ここでは一枚しか張っていませんが実際はCT画像は百枚以上の画像があります。

■胸部X線検査と胸部CT検査を受けるならどっち?
上記の説明からも分かる通り、より精密な検査は胸部CT検査となります。
CT検査は胸部X線検査で血管や心臓が重なって見えにくい部分もはっきり分かり、
また画像の枚数も多い為に小さい病変も見付けやすいという利点があります。
デメリットとしては、撮影時間の増加・枚数が多いので被曝の増加・費用が高くなる事が
挙げられます。
しかし、微小な早期がんの発見や胸部X線検査で所見がある方が、実際
どういった病気なのかの診断に非常に有用です。受診した事がない方は
一度是非受けてみる事をお勧めします。

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